暗闇の先に…(続)
パソコンの前に座り、少しでも情報を集める
「彩夢ちゃん何処に行ったのかな」
凛が泣きそうな声で言う
何かしら形跡があっても おかしくないのに、これ一つとして何にも残されていなかった
「……俺、やっぱり陸の実家に行ってくるわ。何か分かるかもしれねぇし」
「じゃあ、俺らも」
大勢で押し掛けるのも気が引けたから、俺とテツと凛だけで行く事にした
凛は置いて行くつもりだったが、彩夢の事が心配って言われると何も言えなかった