暗闇の先に…(続)


玄竜一家が所有しているキャバクラやクラブの写真だ



この中でも、一番高級店のキャバクラ



ここの常連客からの話しじゃ、店の子と雰囲気が全く違う女の子がボーイじゃない外部の人間によって、フロア奥に連れて行かれるのを度々 目撃するそうだ



「この店か」



陽炎によると、フロアの奥はトイレとスタッフルームがあり 見た限りでは地下に続く階段は無いと言う事だ




「つまり、隠し扉か」




「うん、間違いない。情報によると、スタッフルームにドア1枚分の大きさの鏡があるみたいだ。隠し扉があるなら、それが一番可能性が高いね。突然、警察によるガサが入っても大丈夫なようにしているんだろう」



慎二の話しを聞き終わるとテツが立上がって伸びをする

 

「まぁ、行ったら 分かるんじゃねーの?早く行こうぜ。彩夢ちゃんが待ってんぞ」



確かに、テツの言う通りだ 



「あぁ、そうだな。じゃあ行くか」

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