暗闇の先に…(続)


「………」



一人取り残され、ちょっと虚しくなった


遅れて部屋に入ると陸斗と輝真は神妙な顔で話し込んでいる



話しの邪魔にならない様に静かに陸斗の隣に座った




「ここに来る時、テツに連絡入れたが問題なかった。族には関係ねぇみたいだ」



逃げ回りながら電話する余裕があったんだ…



陸斗といい、輝真といい…何で そんなに体力があるの?




「アレは組の者で間違いねぇな。ただ何処の組で、何が目的なのかわからねぇ」



「陸、親父に連絡入れてみろよ。陸の所まで組関係者が来るんなら、親父の所も何かあったのかも知れねぇぞ?」



「そうだな。まぁ、親父達に関しては心配する必要はねぇだろうが…何か手がかりが分かるかもな」



そんな会話をしていると陸斗の携帯が鳴った

< 17 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop