暗闇の先に…(続)
「……親父だ」
そう言って電話に出ると次第に眉間に皺が寄っていき、明らかに不機嫌顔
「……ッチ!あぁ、こっちは何とか…」
黙って会話が終わるのを待ってる私と輝真は、何事かと顔を向き合わせた
すぐに電話を切った陸斗は携帯をテーブルにバンッと置く
「親父達も被害に合っている。何処の奴らか まだ分かっちゃいねぇみたいだ」
「マジか…親父達って事は、湊斗さんも?」
「あぁ。でも、親父も兄貴も大丈夫だ。何人か片付けた後、一人捕まえて口を割らせようとしたらしいが自害したんだと」
自害……ホントにそんな事があるんだ…
ドラマとか映画の中だけだと思ってた