暗闇の先に…(続)
「大丈夫じゃない!ってか、K'ssグループって初めて聞いたから!!頭が追いつかないじゃん!」
「え?てっきり知ってるもんだと思ってたけど、知らなかったのか?」
え…何その知っていて当然みたいな言い方はッ
「知らないよッ」
「はあぁ?お前、マジで言ってんの?」
輝真がビックリした顔で言う
「今、知った」
「ブッ!!ワハハハ!お前、初めて出会った時も そうだったけど。マジ何にも知らないって、ある意味すげーな」
ゲラゲラと笑う輝真にカチンときて思いっきり二の腕を殴ってやった
「いって!!」
「彩夢、俺が悪かった。初めて出会った時、お前は俺達の何にも知らなかったんだ。その時、俺が、ちゃんと言うべきだった。周りは皆 知っているヤツばかりだったから…ゴメンな」
ふわりと頭を撫でられた