暗闇の先に…(続)


「部屋には入って来るなよ?」


「分かってる」



そして3階へと向かうと、銃やナイフを持った何人もの人が床に倒れていた



陸斗は無事なんだろうか…


 

奥の部屋からは怒声や物凄い物音が聞こえてくる




部屋の手前にロッカーがあり、そこで隠れて待つように言うと輝真は何の戸惑いもなく部屋へと入って行った




人が殴られる音はキライ
あの頃の事が脳裏に蘇ってくるから


たまに聞こえる銃声が私の不安を大きくする


陸斗…輝真…死なないで



しばらくすると、さっきまでの騒音が嘘のように静まり返った

< 29 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop