暗闇の先に…(続)


ナイフの切っ先が 僅かに刺さる




にんまりと笑いながら彼は また質問してきた




「時間は十分に与えたよ…さぁ、彩夢の返事を聞かせてよ」




グッと押し当てられたナイフが喉に食い込んでくる



この人…本気だ



だからと言って、自分の気持ちには嘘をつきたくない



「わ……私、」



震える声を振り絞りながら言葉を続ける

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