暗闇の先に…(続)
息を潜めながら中を伺っていると、背後から腕が伸びてきた
「ーー!!痛ッ」
グイっと力任せに腕を掴み後ろで拘束され、部屋へと押し込まれる
「兄貴、大丈夫っすか?廊下で女を捕まえたんすけど、どうします?」
陸斗と輝真が振り返る
「「彩夢!」てめぇ、その手 放せよ」
陸斗が、ギラリと背後の男を見据える
「おい、放してやれ。これ以上、騒ぐんじゃねぇよ」
「え?良いんすか?上からの命令じゃ、玖賀の息子を殺れって…「聞こえなかったか?止めだ!女を放してやれ」……はい」
そうサングラスの男が言うと、男は渋々と腕を放してくれた