暗闇の先に…(続)
近くまで来た一台のバイクが『支配者』のメンバーだと気が付く
「ね、凛。あのバイクのマーク『支配者』のマークだよね?あの人だったら何か知ってるんじゃない?」
「本当だ、聞いてみようよ」
ドアノブに手を掛けると銀さんが止めに入った
「彩夢さん、凛さん。外は危険です。坊が来るまで待ってて下さい」
「でも、すぐそこだし……陸斗達が無事なのか聞くだけだから。不安なの!お願いです、銀さん。すぐ戻りますから」
車から数メートルの所に『支配者』のメンバーいる
目と鼻の先だから、きっと大丈夫
「……分かりました。でも、本当に すぐ戻って来て下さいよ?」
「はい。ありがとうございます。行こ、凛」
そう言って、外に出てメンバーの元に向かう