暗闇の先に…(続)
シャワーを浴びて一息つく
片手にビールを持った陸斗が隣に座った時、携帯が鳴った
「親父だ」
すぐさま、電話に出ると陸斗の顔が険しくなった
輝真と私は息を呑む
「ッチ!今から行く」
そう言うと電話を切り、深いため息をつく
「親父、何だって?」
ゴクゴクとビールを流し込む陸斗に輝真が言う
「兄貴達が襲われた……アキが撃たれた。今、病院に運ばれてる」
「あのアキさんが?湊斗さん達は無事なのか?」
「分からない。とりあえず、病院に行く」
私は、陸斗と輝真と一緒に病院へ向かう事になった