暗闇の先に…(続)
日曜日
久し振りに太陽が雲の間から顔を出している
銀さんが運転する車で向かったのはガラス張りの大きなビルの一角
その店はドレスのオーダーメイド専門店だった
一般のドレスとは違い和を取り入れていて通常のドレスに本物の帯や帯締めを使い洋と和をバランスよく使っていてる
店内に入るなり、どのドレスも独特の綺麗さと斬新さで惹かれる物があった
「玖賀様、いらっしゃいませ。お待ちしておりました」
綺麗な一礼をし挨拶をする店員さんは、ここのオーナーで、陸斗曰(いわ)くこの店は玖賀家の御用達なんだとか
「瀬名さん、彩夢にドレスを頼む。色、デザインは任せる」
「畏まりました。では、彩夢様 寸法を測らせて頂きますので別室にご案内致します。玖賀様は他の者が部屋へ案内致しますので暫くお待ち下さいませ」
そうして別室へと案内されて、早速全身の寸法を測られる