暗闇の先に…(続)
サイドミラーで確認すると残りは あと2台
元の道に戻ると数メートル先に踏切があり、電車が通るのか遮断機がゆっくり下りてくるのが見えた
輝に目配せをする
輝が頷いたのを確認し、スピードを更に上げる
遮断機が完全に下りるギリギリの所で線路を横切った
直後、汽笛を鳴らしながら電車が走り抜ける
急ブレーキをかけ、後方を見ると車両の間から悔しそうにヘルメットを地面に投げつける姿が見えた
そんな二人を余所(よそ)に俺達は、そのまま別荘地へとバイクを走らせた