暗闇の先に…(続)
✾彩夢side✾
車に乗せられて すぐ携帯を取られる
私の携帯の電源を切ると、すぐに返してくれた
「面倒事はなるべく避けたいんだ。それに時間を稼ぎたいからね」
私は流れる景色を見ていた
何でこの人が、こんな事をするんだろう…
マッサーは大丈夫なんだろうか…
そんな事ばかりが頭の中を掛け巡る
「あの、私に何か用なんですか?」
「俺は ただ連れて来るように言われただけだから、何にも分からないんだ。ゴメンね」
ちょっと困った顔で話すその人は何だか悪い人には見えなかった