暗闇の先に…(続)
✾代償✾
輝真のアパートに帰って来て、シャワーを浴びた
3日間の間で答えを出さなきゃ…
私は、どうするべきなのかな
スッキリしない気持ちのままベッドへ潜り込んだ
すると陸斗が部屋へ入って来た
「彩夢…大丈夫か?」
「ん?何が?」
ふわりと額に手を置かれる
「熱はないな。気分でも悪いのか?帰って来てから、いつもと様子が違うから」
いつもと同じ様にしてるつもりだったのに
不安な気持ちを隠すように笑顔で言う
「大丈夫だよ。ちょっと疲れただけ。だから もう寝るね」
「彩夢、極心会と玄竜一家との揉め事に巻き込んでゴメンな。お前は俺が守るから心配すんな。もう少しで全て終わるから、それまで辛抱してくれ」
そっと唇にキスを落とし陸斗は部屋を出ていった