暗闇の先に…(続)


崩れ落ちる様に座り込んだ私を、陸斗のお母さんは優しく抱きしめてくれた



「びっくりしたわよね。怖かったでしょう?大丈夫よ、もう大丈夫。だから、まず あなたは体を綺麗にして気持ちを落ち着かせて来なさい。部屋で待ってるわね」



陸斗のお母さんからビニール袋を受け取ると血で汚れた服をその中に入れた



お風呂場に入ると、銭湯並の広さだった



シャワーの蛇口を回すと、水と混じり足元に流れていく赤い血



早く上がって、陸斗の所へ行かなきゃと思うけれど手が震えて上手く洗えずにいた

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