暗闇の先に…(続)
すると ふと陸斗と輝真が立ち止まり後ろを振り返った
「……二人共、どうしたの?」
つられて足を止めて振り返る
後ろを見ても特別 変わった様子もないけれど、振り返ったまま何処かを見据えている二人は目つきが鋭くなった
「チッ陸、どうする?撒くか?」
「………あぁ、そうだな」
何か異変を感じている二人とは違って、状況が飲み込めずにいる私の傘を奪い、何故か閉じる
私の傘と陸斗の傘を輝真に渡した