七色の魔法使い#2~失われた輝きをもう一度~
「……物は試しです。行ってみましょう。誰の暮らす町に行きます?」
「……俺と大智が暮らす町」
アイビーの問いかけに、輝一は答える。アイビーは「分かりました」と微笑むと、魔法円の中に入った。
「移動します。魔法円の中に入ってください」
その言葉に、僕らは魔法円の中に入る。でも、紫月と楓(かえで)はその場を動かない。
「ぼ、僕は行かない……館でお留守番してる……」
「私も残る!近くに、妖魔が現れた時のことを考えて。妖魔が現れたら、紫月と一緒に戦うよ」
「……分かりました」
楓の言葉に、アイビーは微笑んだ。そして、アイビーは呪文を唱える。
次の瞬間、魔法円が光出して、周りは光に包まれた。思わず目を閉じると、すぐに光は止む。
目を開けると、人のいない路地裏で私服を着た状態で立っていた。
「……上手く出来ました……人のいない場所に、こんな感じで移動するのですが……その場所は、毎回変わってしまいます……すみません」
アイビーは、見慣れない格好でそう説明してくれる。
「……アイビー、その格好は……」
輝一は、アイビーの姿を見つめて首を傾げた。
「……今の皆さんと同じような状態になったために、この世界の人間が見てもおかしくないような服装に変わったんですよ」
「……俺と大智が暮らす町」
アイビーの問いかけに、輝一は答える。アイビーは「分かりました」と微笑むと、魔法円の中に入った。
「移動します。魔法円の中に入ってください」
その言葉に、僕らは魔法円の中に入る。でも、紫月と楓(かえで)はその場を動かない。
「ぼ、僕は行かない……館でお留守番してる……」
「私も残る!近くに、妖魔が現れた時のことを考えて。妖魔が現れたら、紫月と一緒に戦うよ」
「……分かりました」
楓の言葉に、アイビーは微笑んだ。そして、アイビーは呪文を唱える。
次の瞬間、魔法円が光出して、周りは光に包まれた。思わず目を閉じると、すぐに光は止む。
目を開けると、人のいない路地裏で私服を着た状態で立っていた。
「……上手く出来ました……人のいない場所に、こんな感じで移動するのですが……その場所は、毎回変わってしまいます……すみません」
アイビーは、見慣れない格好でそう説明してくれる。
「……アイビー、その格好は……」
輝一は、アイビーの姿を見つめて首を傾げた。
「……今の皆さんと同じような状態になったために、この世界の人間が見てもおかしくないような服装に変わったんですよ」