MATSUのごくありふれた平凡な日々

「珍しく、静かですけど、お腹でも痛いんですか?」
「は?」
「いつも人の顔見るなり、キャンキャンと言ってくるのに」
「はあ?
 それはそちらがいっつも不備の書類を回してくるからじゃないですか??
 あと、訳の分からない接待の領収書!」

とんがった声で押収する。

「っていうか、あんな分かりづらいっていうか、手間のかかる書類を提出させる方がどうかしてると思うんですよね~。
 経理部って、会社の足を引っ張ってますよね」

瑠衣が辛辣な声で口を出した。

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