MATSUのごくありふれた平凡な日々

「小さい頃からの厄介な性格、変わらないわね。
 あんた、松の何の弱みを握ったの?
 いいように使っているみたいだけど」
「ナイショ」

暁は意味ありげに微笑した。

「さあ、明日、楽しみだな」
「鬼畜」

美紀は、並んでいるボトルに目を見据えたまま、冷たく返した。

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