MATSUのごくありふれた平凡な日々

「なんだよ」

ガブリエルは顔を赤らめて反らせた。

お、照れてる。

可愛い。

松はまたグリグリとなぜる。

「もう、やめろって」
「あーうるさいっ」

瑠衣はバシリと机を叩いた。

「とりあえずだね!」

2人で瑠衣をじっと見つめて、言葉を待つ。

「会いに行こう!」
「え~~」

松は心底嫌な声を出した。

「行きましょう!」

ガブリエルは立ち上がった。

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