幼馴染と最初で最後の恋を

検査

「結衣花、良かった…。もう大丈夫?」
「心配した…良かった結衣花。父さんも心配してたからな。」
お母さんお兄ちゃんが来た。
お兄ちゃんは大学生。遠くに行ってたのになんでいるのか。
「ありがとう二人とも。ごめんね」
「大丈夫だよ。見舞い買ってきてるから食うか?美味しいぞ。要冷蔵だから冷蔵庫に入れるぞ」
そう言って美味しそうなケーキとプリンを置いてくれた。
「ありがとうお兄ちゃん」
楽しく会話をしていると部屋にノックして主治医の先生が入ってきた。
「失礼します。検査の予定ができましたので説明してもよろしいでしょうか?お父様がお見えになってからでも結構ですが。」
「いえ、主人は出張で居ませんので、今お願いします。」
「はい、では日程は明日と明後日で行います。検査自体はそれほど墨野さんの体力を使うものではありませんので。当日は付き添いが必要なんですが、何方が付き添います?」
「じゃあ俺とコイツでお願いします。裕貴くん良いよね?」「はい勿論ですよ」
「では、内容の説明です。まず、脳の検査ですが、薬を投薬し墨野さんに眠っていただき行います」
沢山の説明を聞いた
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