急募!ベリーの若様が花嫁を御所望です!
「紹介…はまだ後でもいいだろう。一度顔は合わせているし、納期までにはまだ間があるから…」
「顔合わせは終わってるんですか。なら安心ですね。そういえば若様!結婚する前に『愛』を育てるんでしたね。残念です。私も若様が探してる『愛』がどんなものか、一緒に見てみたかったなぁ…」
「なら一緒に見ればいい…」
「残念ながら見られませんよ。若様に花嫁様が決まれば、私はここに来る必要はありませんし、ここに来ることがなければ、私が若様にお会いすることはもう無いですから…」
「……」
「差し支えなければ、お相手はどちらの御令嬢か教えていただけますか?」
「やはり…お前相手に遠回しは、一切通用しないようだな。俺にポンコツと言うが、お前もかなりポンコツじゃないか…」
「えっ?」
ポカンとする亜里砂を、大也は黒曜石のような瞳で見つめながら、挑むように言った。
「俺が結婚したいと思う令嬢は…今、目の前にいる…。加納亜里砂…お前だ」
「へ…?」
「あの時から…変わらず…俺の花嫁になる女は、お前以外にいないと思っている。だから俺は、亜里砂と一緒に愛を探したい!」
「顔合わせは終わってるんですか。なら安心ですね。そういえば若様!結婚する前に『愛』を育てるんでしたね。残念です。私も若様が探してる『愛』がどんなものか、一緒に見てみたかったなぁ…」
「なら一緒に見ればいい…」
「残念ながら見られませんよ。若様に花嫁様が決まれば、私はここに来る必要はありませんし、ここに来ることがなければ、私が若様にお会いすることはもう無いですから…」
「……」
「差し支えなければ、お相手はどちらの御令嬢か教えていただけますか?」
「やはり…お前相手に遠回しは、一切通用しないようだな。俺にポンコツと言うが、お前もかなりポンコツじゃないか…」
「えっ?」
ポカンとする亜里砂を、大也は黒曜石のような瞳で見つめながら、挑むように言った。
「俺が結婚したいと思う令嬢は…今、目の前にいる…。加納亜里砂…お前だ」
「へ…?」
「あの時から…変わらず…俺の花嫁になる女は、お前以外にいないと思っている。だから俺は、亜里砂と一緒に愛を探したい!」