急募!ベリーの若様が花嫁を御所望です!
「そんなの……もう……めちゃくちゃ好きじゃないですか!」
亜里砂が耳まで真っ赤に染めながら言う。
「そうだよなぁ…。こういうのが好きだって事なんだよなぁ。じゃあ俺は、お前のことが好きなんだ…。ああ、スッキリした。ずっとモヤモヤしてた心の霧が晴れたよ。
亜里砂、何度でも言う…。
お前に蹴られる痛みさえも、嬉しく思ってしまう俺と…どうか結婚してくれないか?」
「若様…何か凄く変態ぽいプロポーズですが…私…そういう趣味はありませんよ!
っていうか…どうしてこんなバツイチ未満みたいな女をわざわざ…」
「俺だってそんな趣味はない、多分。
バツイチ未満とか…そんなのは過去の事だ。好きになってしまったのだから関係ない。
俺は…加納亜里砂を…心から愛し…大事にして…病めるときも…健やかなるときも…お前が死ぬまでの人生全部を預かって…ずっと守り続けていく。
だから…俺と結婚してくれ…」
「わかさまっ…私は…っ!」
亜里砂は泣きそうになった顔を片手で覆い、ふらりと立ち上がると、走って部屋を飛び出した。
「加納様?帰られるのですか?」
部屋から出たところでトレイにお茶をのせた山藤と出会したが、俯いて「失礼します」と言うのが、亜里砂には精一杯だった。
亜里砂が耳まで真っ赤に染めながら言う。
「そうだよなぁ…。こういうのが好きだって事なんだよなぁ。じゃあ俺は、お前のことが好きなんだ…。ああ、スッキリした。ずっとモヤモヤしてた心の霧が晴れたよ。
亜里砂、何度でも言う…。
お前に蹴られる痛みさえも、嬉しく思ってしまう俺と…どうか結婚してくれないか?」
「若様…何か凄く変態ぽいプロポーズですが…私…そういう趣味はありませんよ!
っていうか…どうしてこんなバツイチ未満みたいな女をわざわざ…」
「俺だってそんな趣味はない、多分。
バツイチ未満とか…そんなのは過去の事だ。好きになってしまったのだから関係ない。
俺は…加納亜里砂を…心から愛し…大事にして…病めるときも…健やかなるときも…お前が死ぬまでの人生全部を預かって…ずっと守り続けていく。
だから…俺と結婚してくれ…」
「わかさまっ…私は…っ!」
亜里砂は泣きそうになった顔を片手で覆い、ふらりと立ち上がると、走って部屋を飛び出した。
「加納様?帰られるのですか?」
部屋から出たところでトレイにお茶をのせた山藤と出会したが、俯いて「失礼します」と言うのが、亜里砂には精一杯だった。