急募！ベリーの若様が花嫁を御所望です！

仕返し

「わーーはーーっはっはっ！」
「クックックッ！あははッ！ダメだ…堪えきれないッ！」

「二人とも…笑い過ぎだろう…」

仏頂面の大也が打たれた頬を摩りながら言う。

亜里砂が去った後の病室。

ベッドに座った金持と、その傍で葉山が、目尻に溜まった涙を拭い、腹を抱えて笑っている。

「ヤバイ…俺、今までにこんな笑ったこと無いかも…。大也が…モラハラのポンコツ男って！ひーッ」

「儂も、こんなに笑ったのは久しぶりじゃ！これだけでも大也に宿題を出した甲斐があったわい」

「あの子面白いな…。家柄も悪くはなさそうだし…俺が貰おうかな。大也はもういいだろう？金と顔だけのモラハラ男でも良いって言う巨乳の女を見つけて貰えるんだから…。ぷっ…！ククク…。あぁ何度思い出しても一生笑えそうだ。
お祖父様、俺があの子を貰ったらダメですか？」

葉山が笑いながら金持に言う。

葉山湊は大也の同じ歳の従兄弟である。

大也の父が一護金持の長男で、湊の母は次女だ。