この声で、キミに「好き」と伝えたい。【編集中】
だけどあたしにとっては、息苦しくて仕方がなかった。


家にいるときよりも、自由が利かない。


この大きな屋敷は、あたしにとってはまるで鋼鉄の鳥籠のよう。


そう…あたしは、“籠の中の鳥”なのだ。



真っ白のクロスがかかったテーブルにあるイスの1つをメイドが引く。

そこにちょこんと座ると、勝手に朝食が運ばれてくる。


毎日毎食、専属のシェフが作った料理が並べられる。
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