この声で、キミに「好き」と伝えたい。【編集中】
豹くんには黙ってホームから出てきた。


気持ちよさそうに眠っている豹くんを起こしたくはなかったし、それに豹くんの顔を見てしまったら…また戻りたくなくなってしまいそうになるから。


衛斗は、あたしが戻ってくると確信していたみたいで、何食わぬ顔でいっしょに送迎の車に乗り込んだ。


この鳥籠から出るには、ムーサ声楽コンクールで優勝しなければならないから。
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