過保護な君の言うとおり





____久しぶり玲ちゃん。



 佐久間からだった。



____君は彼のところに行ってしまったけれど、僕はまだ当分君のことが忘れられそうにないよ。



もし、玲ちゃんが僕のことを好いてくれているのだとすれば


(そうじゃなかった場合はこの時点で破り捨てて)


そのまま三島さんと一緒にいればやがて君は自由になる。




その時は僕のところに君の意思で来てくれるだろうか。



僕が君が好きだと言うことは変わらないよ。でも、今僕にできることはないと思うんだ。


だから、何もできそうにないから大人しく待っていると言うことだけ伝えておくね。


心配する事はないよ、夜明けはもうすぐだ。


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