君のこと、欲しくない
俺のまわりは基本女たちが蹴落とし合っている状態。
俺は自分から寄っていくことはなかったからそれが女には不満だったのだろう。
俺が彼女を作れば諦めがつくが、彼女ができるのは嫌、とでも思ってたんだろう。
わがまま、そんな言葉が似合う女ばかりだが俺と会う時は大人しかったように見えた。
嫌われたくなかっただけかもしれないけど。
_______だから、知られた時は脅されて仁宮 妃夏と付き合うことになるのかと思った。
でも嫌だった、自分が誰かのものになるなんて考えたこともなかった。
それにもうひとつ理由がある、それは妃夏ちゃん は親友の好きな人でもあるから。
だから名前だけはしっかり覚えてた。
けど、顔を覚えてないんじゃ意味がなかったな。
親友には幸せになってほしいと思ってるから、応援してるつもりだから、
____絶対邪魔はしない。
変わってるけど普通にいい子なのもわかったから俺はそいつ以外と遊ぶことにする。