5年越しでも俺の気持ちは変わらない

「今度ね私が出るsilkコレクションっていうイベントがあるんだけど、その出演者が招待されるパーティーがあるの
ただ1人で行くの心細くて… だめ？」


「なんでそんなすげぇ場所に俺なわけ？」


「マネージャーさんと行くつもりだったんだけど無理で…
もう倫也しかいないの… だめ？」


「…ずりぃわ」

「え？」


今倫也がボソッとなんか言った様な気がするけど聞こえなかった。



それより

ほんとに今は倫也を頼りにするしかない。


でも… もし嫌なら無理やり連れだして不快な思いをさせるようなことはしたくない…。



「やっぱり嫌か… ごめんね無理やり」


見た感じやっぱり乗り気とは言えなさそうだし…。

これは諦めた方がいいかな。




そう思ってたのに、



「行ってやるよ 俺が連いてく」


倫也はそう答えた。


頼んでおきながら正直行ってくれる確率低いかなって思ってたの。


だから本当にびっくり！



「え！ 行ってくれるの！？」


倫也が小さく縦にうなずく。