5年越しでも俺の気持ちは変わらない
だって前と変わらず優しい部分があるってことを知れたから。
まあ前みたくなるにはもう少しかかるかな、
「あれ、如月のこと愚痴ってなかった??」
「まあ色々とあってね〜」
たしかに昨日までは印象最悪だったもんな、、
「桃ちゃんって如月と知り合いなの?」
「倫也とは幼なじみなの!
会ったのは5年ぶりなんだけどね」
「へーなるほどね…」
ん…?
なんだか今早川くんが不思議な顔をしたような…。
「幼なじみってことは友達だよね?」
早川くんが笑顔でそう聞いてくる。
幼なじみなら普通そうじゃないの?
何を念を押して聞く必要があるんだろう。
「うん 友達だけど?」
「にしては彼すっごいこっちみてるよ」
「え? ほんとだ… どうしたんだろ」
早川くんの言うとおり私たちの後ろの方にいる倫也を見ると、こっちを鋭く見つめていた。
ただ黒板とか前の方を見てたのかなとも思ったけど、、
目が合った瞬間すぐさまそらされたから多分勘違いじゃない。