北向き納戸 間借り猫の亡霊 Ⅱ 『溺愛プロポーズ』
「女の子」
「へええ。デレデレになるのが目に浮かぶぅ。名前は?」
「まだ」
「あんなに候補挙げてたのに?」
「顔見たら、どれもちがうって思ったんだって」
「そういうこともあるんだね。ミョーコさんは元気?」
「母子ともに健康ってやつ」
「よかった。年内にはこっちに戻るかな」
「わからないけど、サスケが育休取るから、早めにいっしょに暮らして慣らすって」
「じゃあお祝いはミョーコさんが実家から帰ってきてから贈ろうかな」
「お祝いって、金一封?」
「それもアリじゃない? 好きなもの買えるし。わたしはおむつケーキにしようと思ってるけど」
「ケー……キ?」
「へええ。デレデレになるのが目に浮かぶぅ。名前は?」
「まだ」
「あんなに候補挙げてたのに?」
「顔見たら、どれもちがうって思ったんだって」
「そういうこともあるんだね。ミョーコさんは元気?」
「母子ともに健康ってやつ」
「よかった。年内にはこっちに戻るかな」
「わからないけど、サスケが育休取るから、早めにいっしょに暮らして慣らすって」
「じゃあお祝いはミョーコさんが実家から帰ってきてから贈ろうかな」
「お祝いって、金一封?」
「それもアリじゃない? 好きなもの買えるし。わたしはおむつケーキにしようと思ってるけど」
「ケー……キ?」