北向き納戸 間借り猫の亡霊 Ⅱ 『溺愛プロポーズ』
「あぁ、おむつだね」
「どこで替えればいい?」
「ベビーベッドの中で」
「替えのおむつはどこ?」
「ベッドの下のカゴに、あ、ないね。忘れてた。もらってくるね」
「おれが行く。凛乃は休んでて」
泣き声が徐々に大きくなっていっても、累は動じない。すたすたと出入り口まで行って、「あ、そうだ」とふりむいた。
「おむつ替えたら、おれちょっと仕事できる場所探してくる」
「病院の中で?」
「なかったら、できるだけ近いところにカフェとかあればいいんだけど」
「どこで替えればいい?」
「ベビーベッドの中で」
「替えのおむつはどこ?」
「ベッドの下のカゴに、あ、ないね。忘れてた。もらってくるね」
「おれが行く。凛乃は休んでて」
泣き声が徐々に大きくなっていっても、累は動じない。すたすたと出入り口まで行って、「あ、そうだ」とふりむいた。
「おむつ替えたら、おれちょっと仕事できる場所探してくる」
「病院の中で?」
「なかったら、できるだけ近いところにカフェとかあればいいんだけど」