北向き納戸 間借り猫の亡霊 Ⅱ 『溺愛プロポーズ』
「このベッド、凛乃の部屋に移したらダメ?」
どさくさまぎれに、累がシャツワンピースのボタンに達する。
「かまいませんけど、ここで必要なんじゃ?」
「しない日もいっしょに寝たい」
累が作業中で脱がしにくいTシャツをあきらめ、凛乃はパンツに手を差し入れる。
「でもシングルじゃ狭いから、凛乃の部屋なら、並べてダブルにできる」
「それはアリだと思いますけど、アルコーヴじゃなくなるのはもったいないかも」
「納戸の壁を抜けばアルコーヴになる?」
「あーそれはやっぱり魅力的!」
凛乃は脚のあいだに累を挟んだまま、爪先をバタバタさせた。
「でもベッド2台、入るかな? はみ出してもいいかな。どうしよう悩むすごく楽しみな悩み!」
「あとでじっくり考えよう」
別方向で盛り上がるのを、累にキスでふさがれた。
どさくさまぎれに、累がシャツワンピースのボタンに達する。
「かまいませんけど、ここで必要なんじゃ?」
「しない日もいっしょに寝たい」
累が作業中で脱がしにくいTシャツをあきらめ、凛乃はパンツに手を差し入れる。
「でもシングルじゃ狭いから、凛乃の部屋なら、並べてダブルにできる」
「それはアリだと思いますけど、アルコーヴじゃなくなるのはもったいないかも」
「納戸の壁を抜けばアルコーヴになる?」
「あーそれはやっぱり魅力的!」
凛乃は脚のあいだに累を挟んだまま、爪先をバタバタさせた。
「でもベッド2台、入るかな? はみ出してもいいかな。どうしよう悩むすごく楽しみな悩み!」
「あとでじっくり考えよう」
別方向で盛り上がるのを、累にキスでふさがれた。