独占欲に目覚めた御曹司は年下彼女に溢れる執愛を注ぎ込む
第二章:絶体絶命の大ピンチ
****
「葵ちゃん、誕生日おめでとう」
「須和さんも、完成おめでとうございます」
乾杯、とシャンパングラスを掲げて、二人は微笑み合う。
「わぁ……イチゴの味がする。なんて名前ですか、このお酒」
「モエのロゼ。甘いから葵ちゃんも飲みやすいかなって思って」
「そうなんですね……美味しいです」
(私もとうとう大人の仲間入りかぁ……)
須和と出会ってから二年の月日が流れ、葵は今日、二十歳の誕生日を迎えた。
そして、須和第一不動産が数年前から着手していた複合施設『ベリーヒルズビレッジ』も無事に完成し、来週正式にオープンする。
「まさか、葵ちゃんの誕生日と被るなんて思わなかったよ」
「ふふっ、私もです」
今日は祝賀会を行うために、二人は六本木にある高級レストランにやって来ていたのだった。
「葵ちゃん、誕生日おめでとう」
「須和さんも、完成おめでとうございます」
乾杯、とシャンパングラスを掲げて、二人は微笑み合う。
「わぁ……イチゴの味がする。なんて名前ですか、このお酒」
「モエのロゼ。甘いから葵ちゃんも飲みやすいかなって思って」
「そうなんですね……美味しいです」
(私もとうとう大人の仲間入りかぁ……)
須和と出会ってから二年の月日が流れ、葵は今日、二十歳の誕生日を迎えた。
そして、須和第一不動産が数年前から着手していた複合施設『ベリーヒルズビレッジ』も無事に完成し、来週正式にオープンする。
「まさか、葵ちゃんの誕生日と被るなんて思わなかったよ」
「ふふっ、私もです」
今日は祝賀会を行うために、二人は六本木にある高級レストランにやって来ていたのだった。