独占欲に目覚めた御曹司は年下彼女に溢れる執愛を注ぎ込む
第三章:救世主現る
十二月二十七日、午後六時ーー閉店日当日。
「よし、これで大丈夫かな!」
葵は真っ新になった店内を見て、満足げに二度三度頷いた。
(一人でここまでやったら上出来だよね。あとは業者の皆さんに任せよう!)
手には大きなゴミ袋二つと、掃除してる最中に見つけた一冊のノート。
ノートの中身は自分が考えたレシピがギッシリと書いてある。
……ゴミ箱に捨てかけたけれど、やっぱり思い直して家に保管しておくことにした。
(自分が今まで一生懸命にやってきたことまで捨てることはないよね。
それに、大事な思い出も詰まってるし)
母、由紀子が入院中に持って行った練り切り、須和のレジデンス開業のお祝いに持っていったお千菓子……他にも沢山、思い出の詰まった品の詳細が書いてある。
「もしかしたら、次お店をやる時に役に立つかもしれないしね」
「よし、これで大丈夫かな!」
葵は真っ新になった店内を見て、満足げに二度三度頷いた。
(一人でここまでやったら上出来だよね。あとは業者の皆さんに任せよう!)
手には大きなゴミ袋二つと、掃除してる最中に見つけた一冊のノート。
ノートの中身は自分が考えたレシピがギッシリと書いてある。
……ゴミ箱に捨てかけたけれど、やっぱり思い直して家に保管しておくことにした。
(自分が今まで一生懸命にやってきたことまで捨てることはないよね。
それに、大事な思い出も詰まってるし)
母、由紀子が入院中に持って行った練り切り、須和のレジデンス開業のお祝いに持っていったお千菓子……他にも沢山、思い出の詰まった品の詳細が書いてある。
「もしかしたら、次お店をやる時に役に立つかもしれないしね」