純愛ココア
二人のやりとりはおかしくて。
あたしは笑ってばかりだった。
本当に仲がいいなぁ。
そう言ったら、隆弘先輩はイヤそうな顔をしてたけど。
「あ、もう行かなきゃ。じゃあまたね、瑠璃ちゃん」
二人はひらひらと手を振ってくれた。
「はい。じゃあ」
隆弘先輩といると、あっという間に時間が過ぎる。
ちょっと残念だけど、今日は先輩に会えたから、いい一日になりそう。
手帳にハートマーク付けちゃったりして。
なんか乙女チックだぞ、あたし。