純愛ココア

結局、あたしは動けず、


話が終わったらしい先輩は
あたしに気付いた。


「瑠璃ちゃん?どしたの?こんな時間に珍しいね」

ニコッと笑う。

何も言えないあたしに、

「どした?」

ってもう一度聞いて、


頭をポンと撫でた。


――チガウ


いつもなら、飛び上がるくらい、嬉しい仕種も…


何故だかとても


淋しかった…





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