純愛ココア

「…瑠璃ちゃん?」


いつまでも黙ってるあたしを変だと思ったんだろう。


「あ、なんでもないですよ〜あたし帰りますね」


今できる、とびきりの笑顔で答えた。


うまく笑えてるかな。あたし…



手に持ってるココアはもう冷めてて…


いつも甘いココアは


なんだか今日は、ほろ苦かった…





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