純愛ココア

「…瑠璃、こっち!」


「ありがとう亜矢ちゃん」


いつも、お弁当のあたし達だけど、


最近は、たまに学食を利用するようになって。


亜矢ちゃんに、気になる人がいるって話をしたら、

…こうなってしまった。


あれから、あの人にはまだ会っていないけれど。


亜矢ちゃんはあきらめきれないみたい。


あたしがこんな事を言ったのは初めてだから。


でも、一人だったら、あたしはもう諦めていたかもしれないな…


それほどこの学校は大きい。




< 3 / 61 >

この作品をシェア

pagetop