純愛ココア

とりあえず、その場を片付けようと動き出す。

さすがに、ぶちまけたこの辺りは人が避けて通るから、今のうちに。


「そんな!いいです、悪いですからっ」


片付けてた俺に、彼女は言う。


「なんで?二人の方が早く終わるじゃん」



まだ、この場を離れたくないんだ。


…やっと俺が君の視界に入れたのに。




終わらせないでくれ。





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