別れたはずの御曹司は、ママとベビーを一途に愛して離さない
美紅にからかわれながらも美味しい料理を食べて談笑して、素敵なプレゼントまでもらっって有意義な時間を過ごすことができた。
渚さんと会う時間が迫り、美紅と別れて待ち合わせ場所の向かう。私の姿に気づくと一台の白い高級車の運転席から渚さんが降り立って私の方へと近づいて来た。
「待たせてしまってすみません」
「いや、僕も少し前に着いたところだから気にしないでくれ。源さんとは楽しめたか?」
「はい」
「それはよかった。じゃあ行こうか」
ふわりと笑い私の手を取り車の助手席へとエスコートする姿は、本当に品があって美しい。すれ違う女性がチラッと渚さんを見て通り過ぎていくのが分かる。
やはり渚さんはモテるに違いない。そんな彼が私の彼氏だという現実がいまだに信じられないが、これは紛れもない現実なのだ。
ふわふわとした気持ちのまま車に乗り込み連れて行かれたのは、郊外の緑豊かで閑静な場所にある洋館だった。ここは一見様お断りの完全紹介制で有名な高級料理店だ。一日に数組限定しか予約できない店で徹底的なサービスと芸術的な料理でセレブの人たちの舌をうならせている。
車を降りて店内に足を進めると、すぐに支配人らしき男の人が渚さんのもとへと歩み寄ってきて柔らかく笑いながら丁寧に挨拶をしてきた。どうやら渚さんはここの上客らしい。こんな場所に連れてきてもらいありがたいが、圧倒されて落ち着かない。
渚さんと会う時間が迫り、美紅と別れて待ち合わせ場所の向かう。私の姿に気づくと一台の白い高級車の運転席から渚さんが降り立って私の方へと近づいて来た。
「待たせてしまってすみません」
「いや、僕も少し前に着いたところだから気にしないでくれ。源さんとは楽しめたか?」
「はい」
「それはよかった。じゃあ行こうか」
ふわりと笑い私の手を取り車の助手席へとエスコートする姿は、本当に品があって美しい。すれ違う女性がチラッと渚さんを見て通り過ぎていくのが分かる。
やはり渚さんはモテるに違いない。そんな彼が私の彼氏だという現実がいまだに信じられないが、これは紛れもない現実なのだ。
ふわふわとした気持ちのまま車に乗り込み連れて行かれたのは、郊外の緑豊かで閑静な場所にある洋館だった。ここは一見様お断りの完全紹介制で有名な高級料理店だ。一日に数組限定しか予約できない店で徹底的なサービスと芸術的な料理でセレブの人たちの舌をうならせている。
車を降りて店内に足を進めると、すぐに支配人らしき男の人が渚さんのもとへと歩み寄ってきて柔らかく笑いながら丁寧に挨拶をしてきた。どうやら渚さんはここの上客らしい。こんな場所に連れてきてもらいありがたいが、圧倒されて落ち着かない。