別れたはずの御曹司は、ママとベビーを一途に愛して離さない
「その話、如月さん本人に確かめたの? もしくは凛子のパパに……」
「怖くてできなくて。それに、もしそれが事実ならそれを私が渚さんに話したら、渚さんとお父さんの仲がこじれてしまうんじゃないかとも思って」
「凛子ってば、逆恨みみたいなことで理不尽な圧力をかけられているのに、人が好過ぎるよ」
「でも私が同じ立場だったら、そういう感情を抱いてしまう気持ちも分かるから。それに嘘を言っているようには見えなかったし、写真も見たし」
「でもこのまま身を引く形でいいの? 彼のことが好きなんでしょ?」
「好きだからこそ幸せになってほしいの。私との交際をあのお父さんが許すとは、到底思えない。家族の仲を壊してまで、私は自分の想いを貫けないよ」
好きな人の将来を奪いたくない。それが私の答え。
「怖くてできなくて。それに、もしそれが事実ならそれを私が渚さんに話したら、渚さんとお父さんの仲がこじれてしまうんじゃないかとも思って」
「凛子ってば、逆恨みみたいなことで理不尽な圧力をかけられているのに、人が好過ぎるよ」
「でも私が同じ立場だったら、そういう感情を抱いてしまう気持ちも分かるから。それに嘘を言っているようには見えなかったし、写真も見たし」
「でもこのまま身を引く形でいいの? 彼のことが好きなんでしょ?」
「好きだからこそ幸せになってほしいの。私との交際をあのお父さんが許すとは、到底思えない。家族の仲を壊してまで、私は自分の想いを貫けないよ」
好きな人の将来を奪いたくない。それが私の答え。