死りとりゲーム2-死り神さまの逆襲-
2回目のしりとりゲームは、ホームルーム中だった。
「明日の防災訓練だが__」
村井先生がそこまで言った時、わずかに瞳孔を開いたのが私には分かったんだ。
きっと、愛海や圭子にも分かったはず。
いつゲームが始まるか分からないので、おとなしく教室で授業を受けていた良一と祐希も、異変を感じたに違いない。
視界が霞んでいき、またゲームが始まるんだと__。
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__目が覚めると、そこは同じ教室だったけど、やっぱり私たち以外のクラスメイトは消えていた。
「やっぱり教室にいたら、そのまま教室で目覚めるんだな」
腕組みをし、うんうんと頷いている良一。
「でもゲームをクリアしても、現実の時間はほとんど進んでなかったよね?」
圭子が冷静に分析する。
確かに、現実ではものの数秒が過ぎただけだ。
「もう、小難しいことはいいってー!早くクリアしちゃおうよー!」
「だね、クリアしないと戻れないし」
相変わらずテンションの高い愛海に、私は同意する。
しりとりをクリアさえすれば元に__。
「いい加減にしろ!」
バンっ!と教壇を叩いたのは、村井先生だった。