無名ファイル1
「みんなでカウントしましょう!」
『5!4!3!2!1!』
『ゼロォォォオッ!!!!!』
『明けましておめでとうございます!』
みんなでクラッカーを鳴らして祝う。
チャットはおめでとうの文字で埋まる。
読めないくらいのスピードで流れる。
沢山の人々と時間を共有している…。
改めてこの生放送の価値を実感した。
「おめでとう、…。」
ホタル君が穏やかな笑顔で私を見た。
「うん、おめでとう、…。
今年もよろしくお願い致します!」
年が明けて一時間、遊び倒した。
私の家庭はボードゲームを、
みんなでやるような雰囲気ではなく、
今回初めて見た物も多かった。
それでも楽しかったのはやっぱり、
このメンバーのおかげだ…。
「さて、生放送も終了のお時間が、
近づいて参りました、如何でしたか?」
『めっちゃ面白かった~!!』
『"Devilish Kiss."大好き!最高!!』
『アメーバ最高に笑ったwww』
チャットは大いに賑わった。
一部不本意だがなァ!?
「有意義な時間だったと思う。」
ホタル君は楽しんでいたが、
実は後半は少し眠そうだった。