御曹司とのかりそめ婚約事情~一夜を共にしたら、溺愛が加速しました~
「さっき警備部に連絡を入れてセキュリティを解除してもらったんだ。それと、君に見せたいものがある」
見せたいもの……なんだろう?
ドキドキしながら展望台のある五十七階へと到着する。
エレベーターの扉が開くと、視界一面に煌びやかな夜景が飛び込んできた。
「わぁ! すごい!」
ベリーヒルズビルディングが見下ろす都心の夜景は、今まで見たこともない幻想的な世界だった。思わず子どもみたいにはしゃいでしまい、横で蓮さんがクスリと笑うのもお構いなしに、どこまでも続く光の絨毯に見惚れた。
「こっちだ」
蓮さんが私の手を取る。温かな手の温もりにドキッと胸が跳ね、彼に導かれるままついて行くと、“Staff only”と書かれたドアの前に立った。
「ここは?」
「有栖川の屋外プライベートデッキだ」
重厚な鉄のドアが開かれると、ビュッと風に煽られて目を眇める。
「寒いか?」
「大丈夫です」
ドアの向こうはオープンテラスになっていて、実際冷たい風が吹いていたけれどそんなことも感じさせないくらいの景色に息を呑んだ。
わ……すごい!
見せたいもの……なんだろう?
ドキドキしながら展望台のある五十七階へと到着する。
エレベーターの扉が開くと、視界一面に煌びやかな夜景が飛び込んできた。
「わぁ! すごい!」
ベリーヒルズビルディングが見下ろす都心の夜景は、今まで見たこともない幻想的な世界だった。思わず子どもみたいにはしゃいでしまい、横で蓮さんがクスリと笑うのもお構いなしに、どこまでも続く光の絨毯に見惚れた。
「こっちだ」
蓮さんが私の手を取る。温かな手の温もりにドキッと胸が跳ね、彼に導かれるままついて行くと、“Staff only”と書かれたドアの前に立った。
「ここは?」
「有栖川の屋外プライベートデッキだ」
重厚な鉄のドアが開かれると、ビュッと風に煽られて目を眇める。
「寒いか?」
「大丈夫です」
ドアの向こうはオープンテラスになっていて、実際冷たい風が吹いていたけれどそんなことも感じさせないくらいの景色に息を呑んだ。
わ……すごい!