14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~
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俺はきっと…宇宙で最強の恋をした…。
この恋をしっかりと目に焼き付けておく。
…この先に永遠の闇が待っていても。
俺は生涯忘れる事がないだろう…。
綺麗な星空が透明なガラス越しに広がる、まるで宇宙空間のような中。
見ているだけで胸がキュンとなる男性が、爽やかなブルー系のスーツ姿で立っている。
クールなイケメンタイプで俺様な雰囲気。
背が高くスラっとしていて、軽やかな茶色いショートヘヤーで、前髪がやや長めで目にかかる姿がたまらない。
「君は誰? 」
クールな表情とは違い、とても優しい声で話しかける男性。
「私、ベルリラ」
可愛い声で名前を名乗ったのは、ちょっと不思議な雰囲気を漂わせた、まだ幼い雰囲気のある活発的な少女。
綺麗な金色の髪が腰まで届くくらい長く、ピンク系の可愛いワンピースに綺麗な素足。
背の高い男性と並んでもそれほど身長差を感じない。
「ベルリラ。可愛い名前だな。…なんどか会っているのに、やっとだな名前教えてくれたのは。俺は森沢愛人(もりさわ・まなと)」
「愛人さん。素敵なお名前ですね」
満面の笑みを浮かべてベルリラが言った。
その笑顔につられて笑う愛人。
「ねぇ」
愛人は急に真剣な眼差しでベルリラを見つめた。
クールな瞳で見つめられ、ベルリラはドキッとした。
「これで何度目? 俺に会うの」
「うーん…判らないけど…」
スーッとベルリラの前髪をすくい上げた愛人は、そっと額をくっつけた。
「やっと捕まえた。…だから…君が欲しい…」
「え? 」
「これって夢なんだよね? 」
「は、はい。きっと…」
「じゃあ、俺が好きにんしていいんだ。夢なんだから」
そっとベルリラの頬に手を添えた愛人は、そのまま唇にキスをした。
驚くベルリラを見ながら、深くキスを繰り返してゆく愛人…。
星空の広がる空間で、愛人とベルリラの激しく口づけする音が響いている…。
スルっと愛人がベルリラの口の中に入ってきて全て犯してしまう…。
愛人からはちょっぴり煙草の味がした…
不快な感じではなく心地よい感じで…。
キスが深くなり、うっとりした顔をしているベルリラをそのまま押し倒した愛人。
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