14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~
同じ大学で優樹菜は美人でモテモテで、周りに男性がいつもいた。
そんな優樹菜を秘かに好きになった優愛。
その頃から優樹菜は脇役でもテレビに出る女優だった。
注目されて、もてはやされていた優樹菜。
そんな優樹菜を遠くで見ていた優愛は、いつか想いを告げようと決めていた。
弁護士になったら告白しようと決めた優愛はその目標に向かっていた。
だが。
大学を卒業したころ。
優愛はやっと弁護士になり、優樹菜に想いを告げようとしていた。
そんな時だった。
夜更けのレジデンスの前で、優樹菜と愛人が抱き合ってキスをしている所を見てしまったのだ。
愛人は無表情でシレっとしていたが、優樹菜は愛しい目で愛人を見つめていた。
そんな2人を見て優愛は異常に怒りを感じた。
優樹菜が帰った後。
一人になった愛人に
「おい! お前、俺が優樹菜さん好きなの知っているよな? 」
「はぁ? 」
「お前、優樹菜さんとキスしていただろう? 」
特に顔色を変えることなく、フイッと顔を背けた愛人。
そんな愛人に怒りが爆発した優愛は、怒りに身を任せて愛人を殴りつけた。
殴られて壁に頭をぶつけて激痛を感じた愛人だったが、特に顔色を変えることなく、そのまま黙っていた愛人。
「俺の気持ち知っていて、何食わぬ顔して…お前、何人女ひっかければ気が済むわけ? 」
黙って顔を背けていた愛人。
だが内心は悲しみと失望感が溢れていた。
俺が誘ったわけじゃない…勝手に一方的にして来ただけなのに…。
そう言いたかった愛人だが、殴られた痛みと理不尽に怒られた失望感で言葉が出なく諦めてしまった。
何も言わず黙っていた愛人。
それ以来、愛人は優愛と口をきかなくなった。
それどころか、愛人と仲良くなった女性を誘惑して自分の物にしていた優愛。