14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~

 お昼休み。

 リラがいつものようにオフィスビルから出てくると、茂代が後ろから尾行するように着いてきていた。

 リラは気づかないまま歩いている。

 



 そのままテナントにあるレストラン街にやって来たリラ。
 高級洋食店のランチがとても美味しくて、リラは楽しみにしている。

 今日はしらすスパのランチと書いてあり、リラはちょっと首をかしげていた。
 写真を見て、パスタにしらすが乗っているのを見て納得しているようだが。

 とりあえずお店に入って、窓際の席を案内してもらったリラ。
 おすすめランチのしらすスパを注文したリラは窓の外を見ながら待っていた。


 リラの視界に入るか入らないかの席で、様子を見ている茂代がいる。


 注文したランチが届くと、リラは珍しいのもあったが美味しそうな盛り付けに嬉しくなり満面の笑みを浮かべた。
 そんなリラを見て、持ってきたウェイターの男性は見惚れていた。


 フォークとお箸両方が用意されていて、リラはフォークを使って上手に食べている。


 とても美味しそうに食べているリラ。

 すると…


「一緒に、座っていい? 」


 美味しそうに食べているリラの傍にやって来たのは愛人だった。


 リラは驚いて、ちょとだけむせ混んでいた。


「ごめん…大丈夫か? 」

 愛人がそっとリラの背中をさすった。



 そんな姿を見ている茂代。

 お店で一番安いランチを注文した茂代。
 サンドウィッチとサラダと珈琲のセットを食べながら、リラと愛人を見て持っていたフォークをグサッとサラダに刺した茂代は嫉妬心丸出しの顔をしている。

「何よあの女…愛人さんを誘惑しているのね…」

 またグサッとフォークを刺した茂代は、怖い目をしてリラと愛人を見ていた。

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