14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~
朝ご飯が終わり、洗い物が終わると掃除と洗濯をリラがやった。
竜夜は自分の部屋のかたずけをしている。
愛人はお風呂掃除をする事にした。
それぞれ分担していると、あっという間に掃除と洗濯が終わり、竜夜も部屋のかたずけが終わり、愛人もお風呂掃除が終わった。
「お父さん、せっかくだからどっか行こうよ」
と、竜夜が言い出した。
「そうだなぁ。公園でもいくか? 今日は外が暖かいようだから」
「うん、そうしよう」
行き先が決まり、支度をして3人で公園い出掛ける事になった。
愛人が車を用意した。
シンプルなシルバーのセダンタイプの1500クラスの車。
外装は普通だが車内に入ると。
テレビモニターが後部座席に2台ついていて、座席の背中にまでエアコンの温度が伝わるようになっていて、ひさし除けはカーテンのようになって窓に着いている。
ドリンクホルダーとテーブルが座席後ろに着いていて、自由に折りたためるようになっている。
竜夜が後部座席に一人で乗った。
黒系クッションがフカフカで、汚れないようにブルーのカバーが着いている。
助手席にはブルーのカバーと座布団が置いてある。
とても綺麗にしてある車内。
土足で入るのは申し訳ない気持ちになってしまう。
座り心地もよくてまるで、リムジンにでも乗せてもらっているかのようだった。
公園までの道のり。
竜夜とリラの会話は弾んでいるが、愛人はそれほど喋ろうとしなかった。
聞いているだけで、必要な事に頷くくらいであった。
金奈市にある大きめの公園。
桜並木はもう散ってしまったが、新緑が綺麗だ。
遊具も豊富に置いてあり、湖もあり、芝生もある。
テニスコートやゴルフ場も設置されている。
到着すると、竜夜は遊具に向かて走って行った。
愛人とリラは芝生のベンチに座って、遊んでいる竜夜を見ていた。
温かい日差しの下、のんびりと過ごす時間。
特別な会話もなくただ、黙っているだけなのにとても安心感があるのは何故なのだろうか?