14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~
5
寝る時間になると。
愛人はまだやることがあると言って、リビングでパソコンを見ていた。
リラは先に寝室に行った。
寝室に行き、ベッドに入ると。
リラは何となく、愛人が一緒に寝ることを避けていると感じた。
もしかして愛人も何か隠しているのではないか?
竜夜と一緒にお風呂に入らないのも、何か見られたくない事がるからかもしれない。
そう考えると、ちょっぴりリラは愛人の秘密を知りたい気持ちになった。
0時を過ぎた頃。
愛人は寝室にやって来た。
リラはぐっすり眠っているようで、ここ良い寝息をたてていた。
起こさないように、そっとベットに入った愛人。
すると。
リラがパチッと目を開いた。
横を向いて寝ている愛人に、リラはそっと近づいた。
「…愛人さん…」
耳元で声をかけたリラ。
だが、愛人は気づかないのか何も反応しなかった。
だが、その反応に何か変だと感じたリラ。
「ねぇ、愛人さん」
声をかけてリラは、フーッと愛人の耳に息を吹きかけてみた。
ぴくッと愛人の肩が反応した。
「…やっぱり起きているんですか? 」
と、リラが言っても愛人は寝たふりをしていた。
「いいですよ。寝たふりしているなら、好き勝手やりますから」
ペロッと、愛人に耳を舐めたリラ。
表情を歪めた愛人だが、起きようとしなかった。
リラはフフっと笑って、今度は耳に甘噛みをした。
「…っ…」
さすがに声を漏らした愛人。
「まだ寝たふりするんですか? じゃあ…」
スーッと、リラは愛人の股間に手を伸ばした。
そっと触れただけでも判るくらい、愛人は既に反応していた。
「なんだ、元気じゃないですか。我慢していると、良くないですよ。愛人さん」